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急に大事な用件を思い出したんで、携帯電話を貸してほしいって言ったそうです。子供も名演技だったんでしょう。誰にもいえない大事な用事なんですって、真剣な顔して学生リーダーに訴えたんでしょうね、みんなが寝静まっていたので、私にも連絡なしで、携帯電話を貸したそうです。さて、親は子供からの電話です、ただでも心配しているわけです、ましてや可愛い可愛い私の子供が理不尽な怒られ方をしただって!早速明朝に私の携帯に電話をしてしてこられたわけです。さて、私は「どうぞ迎えに来てください。お待ちしています。だけどお母さん、この100km徒歩の旅は日常生活の親と子供の関係が如実に現れるんですね。もしかすると、お子さんは何か問題があれば、何か壁にぶつかれば、何かいやな事があれば、その解決を全て親に求めているんじゃないないですか?」お母さんは電話の向こうで考えているようでした。「お母さん、学生スタッフが理不尽な怒り方をしたかどうかは私は確認していません。怒り方にも問題があったかも知れません。怒られた内容や怒り方はともかくとして、さっき申し上げたと通り、日常の親子関係がこの100kmには出てきます。もしかすると、今お子さんは自分の力で問題を乗り越えるチャンスじゃないですか?そのためにこの100km徒歩の旅に参加させたんじゃないんですか?いや、そのために私はこの事業を組んでいるわけです。1泊より2泊、3泊、4泊する中で自分をさらけ出すわけです。1泊目で根を上げる子、2泊目で根を上げる子、様々です。それが長くなればなるほど、多くの子供が根を上げます。そうなんです、どの子供にも壁にぶつからせるのがこの事業の醍醐味なんです。そうでなければ意味が無いわけです。「お母さん、子供は、色々と理由をつけて帰りたいっていっているのかもしれませんね。そうしているのは他ならぬお母さんかもしれませんね!お母さんに子供から電話があった時に、何電話してきているの(怒)しっかり頑張りなさい!ガチャン!って電話を切るくらいでちょうどよかったかもしれませんね。今の状況は最高の学びの状況ですよ。折角のハードルを乗り越えて素晴らしい力を身に着けようとしている子供がそこにいるのに残念ですね!だけど、しかたありません、早く迎えに来てください。」まあ、こんな話です。私は、絶好の子供の成長のチャンスと思うわけですね。もったいないですね。結局はそのお母さんは「すいませんでした。息子を宜しくお願いします。」ってことになりました。そして、ゴールでは大粒の涙を流しながら子供を迎えられていました。そして、本当に有難うございました。この100km徒歩の旅は親にとっても考えさせられる事業なんですね。って私のところに来られ深々と頭を下げていた姿が印象的でした。親子ともども素晴らしい体験学習をされたと思います。これは、やっぱりお母さんが素晴らしかったと思いますね。私の思いを理解していただいた、その謙虚さが子供の成長につながったと思いますね。私が逆の立場であったら素直に聞き入れられたかは分かりません。逆に私も、お母さん(保護者)の方から教えていただいたわけです。教育とは「共育」という事がこんなところからも言えますね。多いに勉強になりました。