≪ 続きを隠す
新学期4月〜5月まではゆうにかかります。要するに、子供を受け入れる受け皿が明確でないわけです。よって巾があるわけです。少しでも多い子供たちを受け入れたいという気持ちはありますが、安全面がおろそかになっては何もなりません。受け皿と、受け入れる数は重要なポイントです。学生スタッフの集まり具合と、子供の受け入れの数は慎重に考えて行っています。正、いくら学生スタッフが沢山集まってくれたからと言っても、子供を200名300名受け入れる事は今の状態では出来ないわけです。宿泊先のキャパの問題、便所の問題、なにより行進する際の隊列の長さ、その長さに伴う、安全面、タイムスケジュールの問題等、様々な面で子供の数には限界があるのは当然です。結局は多くの子供の申し込みをお断りする事になります。電話でお申し込みを受け付けていますが、定員後の、申し込みをお断りする時の気持ちはなんともいえない、辛い気持ちになります。ここに申し込みをお断りした保護者の方との「メール」のやり取りをご紹介します。
保護者:つくし路のお願いです。昨年は大変お世話になり、有難うございました。○○小学校に子供を通わせております○○と申します。本日申し込みのお電話をした所、定員に達しましたとの事でした。上の子供は去年参加した時からまた行きたいと言っていましたが、今回は下の子も一緒にと思い私の申し込みが遅れてしまいました。キャンセル待ちもとって頂けないという事でしたが、定員の枠を広げるという事はありませんでしょうか?親子共々かなり落ち込んでいます。無理なお願いだと思いますが、すがる思いでメールさせて頂きました。お忙しいと思いますが御返事頂ければ幸いです。
団 長:○○○子様
メール有難うございます。また返信が遅れ申し訳ございませんでした。さて、依頼の件ですが、本当に申し訳ございませんが、定員の枠を広げることは受け皿(スタッフの数)と体育館等々のキャパの問題で無理なんです。大変恐縮ですが定員に達しましたので、全ての方々同様にお断りいたしております。本当に申し訳ございません。一人をお引き受けすると、ルールを逸脱する事になります、私自身、この事業は承知の通り、ボランティアで開催しています。ボランティアで開催しているからこそ、なおさら、公平に分け隔てなく、ルールに従って受付もいたしております。一人二人は可能では?
と思われるかもしれませんが、主催責任者として、万が一の場合は、この一線があとで大きな問題となる場合がなるわけです。ご理解下さい。お母さんの文章を何回となく読ませて頂きました。読めば読むほど、申し訳なく、心苦しく思いますが、何卒、何卒、意をお察しの上ご理解くださいませ。真に申し訳ございません。
保護者:梶原日出男様
お忙しい中、大変丁寧なメールを有難うございました。絶対ダメだとわかっていながら、どうしようもない気持ちをぶつけてしまって反省しています。
つくし路のサイトをくまなく拝見させて頂いて、余計に落ち込んでしまいました。これまでのご苦労や、スタッフとの心温まる交流、子育てについて、勉強になる事ばかりで、なんでこんなに素晴らしい機会を逃してしまったんだろうと思いました。子供より、親の方が引きずっています。(笑)前回のつくし路で、子供が自分に自信を持ったのが目に見えてわかりました。私の子育てに関わる気持ちも変わりました。「Tシャツ」を大切にしています。
でも、今回の夏休みは、別の形で思い出になる何かに参加してみようという気持ちになりました。こんな拙い思いを真剣に聞いて下さって有難うございました。 第7回つくし路100km徒歩の旅に参加される子供達が無事に完歩出来ますよう、心から願っています。梶原様、スタッフの方々もお体に気をつけて・・・・・第8回は是非参加させて頂きます。(スグに申し込みます) 本当にお忙しい中、有難うございました。
本当にあり難いメールです。また本当に申し訳なく思います。子を持つ親としてこのお母さんのお気持は痛く手に取るように分かるだけに辛いですね。こんなメールを頂けば、尚の事、事業をしっかり実施しなくてはいけないって思います。受け入れの定員には限界があります。近い将来、東回り、西回りで実施したいな〜という思いもあります。また、夏休みだけではなく、違う時期にも出来ないか?そんな思いもあります。近隣の地区でも開催していきたいと思います。福岡市、糟屋郡、久留米、広げていきたいですね。沢山の子供が待っている気がします。ただ、今は限りがあります。また、私も一人では力不足です。だから、人を育てる事が必要です。それは学生スタッフであり、参加している子供たちでもあります。沢山の団長も育てなければなりません。すでに、全国各地で100km徒歩の旅を実施してくれている仲間もいます。お断りをした、子供そして保護者の方々の気持ちを忘れることなく、毎回の事業を真剣に実施していきたいと思います。そして、もっと、この事業と人を育ていかねばならないと思います。微力ながら今後とも一生懸命にスタッフと力を合わせ頑張ってまいります。最後に、前途のメールを頂いたお子さんの参加はありません。また、保護者の方の今年の100kmへの関わりはありません。しかし、私はこの子供さん、保護者の思いもしっかりと背負いながら事業実施してまいります。また、心が通じているような気がします。多くの人が、この100kmを支えてくれているわけですが、間違いなくこのお母さんも子供もその一人であると感じます。第8回のお申し込みは、来年のGW明けです。心よりお待ちしています。PS:ちなみに、今年の申し込み一番受付は、昨年定員に達し申し込みをお断りした保護者の方でした。