つくし路100Km徒歩の旅実行委員会 

1998年より実施してきました、「つくし路100Km徒歩の旅」も今年の開催でで10回目を向える事になりました。回を重ねるごとに着実に地域に浸透し、役割も増している感じがします。学校においては完全週5日制の導入や教育内容の大幅な見直しなど教育大改革が進められています中、地域の教育力の向上も叫ばれているのです。この事業は地域教育の一環であり、参加する子供、サポートするボランティアスタッフの生涯学習の意味合いも多分に含まれています。昨年の第9回の開催も関係各位、関係団体はじめ学生スタッフ63名、中高生スタッフ11
名、社会人スタッフ20名のご協力ご理解により、参加者全員が無事100Kmの道程を歩き抜くことが出来、素晴らしい感動を手にする事が出来ました。

私たちの地域(まち)は私たちでつくろう、

私たちの地域(まち)の子供たちは私たちの手で育よう!

現代の子供たちに不足しているといわれる「生きる力」をこの事業を通じて少しでも醸成できたらと考えております。こんな思いで本年も「第10回つくし路100Km徒歩の旅」を下記要領にて開催させて頂きたいと考えております。何卒趣旨ご理解の上ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

事業概要

小学4年生から6年生の男女の参加を募り、毎年8月上旬の4泊5日の日程で自分たちの生活圏である、福岡県筑紫野市、太宰府市、春日市、大野城市、那珂川町(4市1町・旧筑紫郡)の100kmのコースを4泊5日かけ徒歩にて歩きぬく事業です。
宿泊先は、4市1町内の各小学校の体育館等で宿泊します。参加する子供を10人程度の班に分け、班ごとに学生リーダーに責任を持たせ、子どもたちの行進中の安全確保や生活指導などをしてもらいます。食事の用意、荷物等の搬送、子供の世話など全て学生ボランティア、社会人ボランティアによって行われます。

早朝5:00に全員が起床し、一日約20kmのコース、計100kmを5日間かけて歩きます。過去殆どの子どもが完歩しています。
当然、途中で足にまめができる子や、ホームシックにかかり泣きじゃくる子、様々ですが、子供同士の助け合い、学生・社会人スタッフの叱咤激励により、自力で壁を乗り越え最終日のゴールでは灼熱の太陽の日差しを全身に受け真っ黒に日焼けした一回りも二回も大きく成長した子どもと保護者との感動的な涙の再会となるわけです。まさに、子供たちの体験学習を通しての生きる力の醸成につながるものと考えます。
また、子供さんの参加と共に、保護者の方々も子供さんのこの事業の参加をきっかけに、改めて、親としてのあり方や、教育環境について考えてみるための保護者の方々を対象とした「保護者研修会」も実施いたします。

この事業は子どもの青少年育成事業ではありますが、保護者の皆様も研修会や事業説明会そして報告会に参加していただくことにより多くの気づきや学びがあるかと思います。こういった意味で、子どもさんの参加とともに保護者の方々が必ず参加していただく行事があります。(詳しくは募集要項をご覧下さい)