学生フタッフへの思い
私はこの事業に対して色々な思いを持っています。思いって言葉を「目的」って言い換えるともっと分かりやすいと思いますが、この事業の色々な目的です。その中に「学生スタッフの成長・育成」っていうものが大きくあるってことです。この事業は青少年育成事業ですから、参加する子供たち(小学生)の育成が一番の主眼ですが、学生の皆さんの育成も多分に含まれていいます。それも私の大きな目的です。皆さんも知っているともうけど、日本社会は景気低迷で苦しんでします。皆さんに直接影響して来る事としてまじかに控えている「就職」ですね。日本の失業率は5%を超えています。新卒の就職率も大きくダウンしています。昔だったら学校を卒業したら就職するのはあたりまえ、いや就職できるのは当たり前でした。しかし、それは過去の話となりました。折角、学校を卒業したのに就職できないって人も結構いますよね。また折角、就職しても社会の厳しさに耐えられず退社する人も多いわけです。3割~4割の人が入社3年以内に離職する時代です。自分から仕事に向いていないと感じ退社する人もいるでしょう。仕事についていけずやめる人もいるでしょう。中には会社から解雇通告を受ける人もいるかもしれません。いづれにせよ、いいことではありません。しっかりと目標をたて就職活動をしていれば、入社して向いてないからやめるって事もないでしょう。就活にもっと念入りに、早くから取り組んで自分の将来をしっかりと考えて就職先を決めればそんなに、入社前、入社後のギャップはないでしょうが、土壇場になってどこか就職先は無いか?このさいどこでもいいや!って決めれば結果は見えています。また、学生時代にしっかりと鍛錬を積んでいれば少々の問題は乗り越えていかれるでしょう。要するにこの100km徒歩の旅を通じて学生スタッフの皆さんが大いに成長して立派な社会人になって欲しいという思いを持って取り組んでいるって事ですね。頑張りましょう!
団長からのメッセージです。団長自己紹介!
つくし路100km徒歩の旅団長の梶原日出男と申します。
私は今年46歳になる社会人です。会社を経営しています。詳しくはこちらをご覧下さい!⇒(https://www.d1.dion.ne.jp/~osk/)
家族は、妻、長女(高2)、長男(中3
)の4人家族です。中学、高校、大学、そして企業(実業団)でバスケットをやっていました。今じゃ、相撲か柔道やってたんですか?って言われます。ちょっとダイエットに力を入れたいと思っている今日この頃です。
趣味は、そうですね「100km徒歩の旅」?確かにこれも自分の趣味でしょうね。後は読書でしょうか。本は月に4冊は読むように心がけています。元来、学生時代からバスケットに明け暮れていましたので、社会人になって本を読むようになりました。
(みんなは今のうちから沢山本を読んでください)
私の場合の読書はやっぱり会社経営なんてやってると頭が痛い事が沢山あります。そんな色々な事を解決するための本が多いですね。問題解決の参考書って感じですね。結局これも仕事の延長で、趣味とはいえないかもしれません。
さて28歳の時に仕事の傍ら地域のボランティア団体の社団法人つくし青年会議所(つくしJC)と言う団体に入会をしました。この団体は、20歳から40歳までの地域の社会人で構成されています。この団体では「まちづくり」や「ひとづくり」を実施し、同時に自己研鑽を積むというところです。
私も40歳(2002年)まで所属していました。12年間在籍していた事になります。この団体は40歳で卒業しなければいけませんので4年前に卒業しました。このつくしJCが「つくし路100km徒歩の旅」を誕生させたんですね。
そして’02年(第5回目)からつくしJCの主催から私が責任者として事業移管を受けて今に至ってます。こんなところが私の自己紹介です。この他、何か尋ねたい事があればメール下さい。
学生スタッフの特典!
学生の皆さんの成長を願っているって事を言いましたが、そのためにどうするかって事ですが、そのためにこの100km徒歩の旅では、スタッフ研修が行われるって事ですね。本番の100km徒歩の旅も当然勉強になりますが、本番だけが勉強ならば、参加する子供たちに迷惑がかかります。しっかりと、準備や段取りをしておく必要があるし、準備や事業当日のための細かな打ち合わせも必要になります。これも勉強になりますが、スタッフ研修が皆さんには用意されているって事です。私が皆さんに説教がましいことをまくしたてて話すってことじゃありませんよ。初参加の人は厳しい感じがするでしょうね。研修て言うのは、より効果的により分かりやすく、そして個人個人がやる気になってもらう必要があります。また、個人個人が自分で考えてもらいます。そんな手法でみんな学んでいくわけです。グループディスカッションなんかもどんどんやってもらいますよ。自分の意見を明確に述べる。人の意見をしっかり「聴く」。必ずためになると思いますよ。学生スタッフがこんなメールを私に送ってくれました。「団長は、学生スタッフのみんなには、お金を払って雇ってるわけでもないのによく頑張ってくれた!」とおっしゃいましたが、私からいうなら、お金も払ってもないのに、長きにわたり研修や100km当日に参加させていただいた、という感じです。今まで一人の人間として育てていただいて、ほんとに有難うございまし た」非常にあり難いメールですね。こんな学生スタッフがいるから一生懸命に、学生スタッフのためにもこんな私で役に立てるなら頑張ろうって気持ちで学生スタッフにも接し、100km徒歩の旅もやっています。私はこの100km徒歩の旅で生計を立てているわけではありません。あくまでボランティアでの参加です。皆さんも同じボランティアでの参加ですね。お互い貴重な時間を割き折角100km徒歩の旅に参加するなら一生懸命に頑張りましょう。また一生懸命な人とやりたいですね。それで初めて学び多いものになるわけです。※真剣さが足りない人、学ぶ姿勢がない人、向上心がない人は100km徒歩の旅の学生スタッフとして受け入れはしていません。ここは学校じゃないと言うことです。皆さんにも選ぶ権利があります。同時に私にも事業責任者として選ぶ権利があると言うことを申し上げておきます。
100km徒歩の旅が何かを教えてくれるわけじゃありません。自分が100km徒歩の旅のスタッフとして何が出来るかを考えてください!その人は多くのものを得る事になります。
第9回の開催に向け、毎年の事ですが、学生スタッフの募集をします。学校での散らし配り、ポスター掲示、友達への勧誘等を通して、多くの学生スタッフが集まってきます。第9回(今年)も多くの学生が集まってくれました。ただここで忘れてはならないのは、募集の作業は全て昨年のスタッフが行ってくれているって事です。昨年参加して、今年もリピーターとして参加する学生スタッフもいます。また9回目には参加出来ないけど、昨年の恩返しでチラシ配りだけでも参加させてください。また友達だけでも紹介させてください。こんな有り難い学生がいます。実は毎年、学生スタッフの申し込みを受ける際、仮に来年これなくても、この事業がよかった、勉強になった、友達が沢山出来たと言うならスタッフ募集だけでも力を貸してくださいってお願いをするんですね。実際に実行してくれる学生スタッフがいます。中には事業が終わった途端に顔を見なくなる学生もいます(寂)。だけど、本当に心温まる学生スタッフがいます。感謝、感謝です。今年も沢山の学生スタッフがスタッフ募集に奔走してくれました。過去に、こんな話があります。「久留米大学にチラシし配りに行こう!だけどちょっと遠いな!申し込みあるかいな?」そんな中で、コダ(児玉健太 福岡大現4回生)は、一人で500枚のチラシを配りに行ったわけです。そしてそのチラシのお陰で久留米大学から一人の学生が申し込みをしてくれました。500分の1の確立ですね。そのかすかな確立ではあるけど、「俺が行って配ってくる!もしかしたら誰か来てくれるかもしれない!」そう言ってコダは一人で校門に立ってチラシを配ったんですね。私はこの話を聞いて涙が出る思いでした。コダがさらに好きになりました。この姿勢、この行動は素晴らしいですね。確立が低くても、見込みが無いかもしれないけど、そこに情熱を注ぐその姿勢は社会人の私も頭が下がります。改めてコダから教えてもらいました。出来ないと思えば出来ないわけです。だけど出来る!出来る!必ず出来る!とにかくやってみよう!この思いが必ず実を結ぶんですね。みんなは若いんですから、へんに理屈だけこねて体が動かない「若年寄り」にならないで下さい。この100km徒歩の旅の準備段階でも本番でも「指示待ち人間」では意味がありません。今では申し込みを断るほどの学生スタッフの申し込み者がいます。スタッフになりたいと思っても定員の関係で多くの申込者を断っています。その人の分もしっかり頑張ってください。待っていては何も得るものはありません。とにかく、じっとしているんではなく、自らチャレンジする、勇気を持って自ら行動する人が大きな収穫を得るでしょう。つくし路100km徒歩の旅が何かを教えてくれるんじゃありません。100kmのスタッフとして自分が何が出来るか!とにかく前に進む、積極的に貪欲に前進する人のみ学び多いものになると思います。期待してますよ。
社会はこんな人を求めています
前にも述べていますが、皆さんは学校を卒業すると社会人となります。実社会は学生時代とは打って変わって厳しさが求められます。何より、責任がつきまとうということです。例えば、会社に入社すれば、お給料を頂く事になります。学生時代は、授業料を支払って学校に通いました。しかし、会社に入れば仕事に対しての対価としてお給料を頂くわけです。しかし、会社に入社したからお給料を頂くのが当たり前ではありません。あくまで自分の仕事の対価として給料を頂く事になるわけです。もっと言えば、仕事をしなければ、成果を上げなければ、給料は下がるわけです。厳しいですね。特に、昨今の日本の経済事情は厳しいです。会社にただ出勤するだけでは報酬(給料)を頂くどころか職をう失う事すらある厳しい時代となりました。皆さんにとってそんな事は本意ではないでしょう。せっかく入社すれば思う存分仕事をして、職場の人やお取引様から評価を頂き、年を重ねると共に、条件面も向上する事が望ましいと思います。もちろん仕事は報酬(給料)だけが良くなればいいと言うものではないですね。経験と共に、仕事もランクアップして、1年目より2年目、5年目と役割や仕事の内容も厚みを増していくわけです。しかし、いつまでたっても成長がなく5年たっても10年たっても1年目と同じ仕事、1年目と同じ評価や信用しかないようでは困ります。それではどういった人を実社会では求められているのでしょうか。色々なものがあるともいますが、まずは、自分で考えて自分で前に進む事が出来る人です。人任せや指示待ちでは成長しません。自らがやってみよう。挑戦してみよう。自分で考えてやってみよう。そうです、自主性です。会社に入社すれば最初は分からない事ばかりでしょう。最初から自主性といって勝手にやってしまうことは逆に問題でしょうが、1年もたてば、仕事の流れや業界のイロハは大体分かるはずです。また貪欲に身に着けようとしなければ遅れを取ります。2年目からは自分で考えてみる、自分でやってみる。そんな自主性や積極性が求められてくるわけです。この100km徒歩の旅でそんな自分を発見してください。
自分の棚卸をやってみてください!
学生の皆さん、自分の棚卸をした事がありますか?棚卸という言葉自体初めて聞く人もいるかもしれませんね。棚卸とは会社で今現在いったいどれくらいの商品があるんだ?これを在庫っていう表現をしますが、在庫がどれくらいあるんだろうか?って数を調べる事を言います。ビジネス用語ですね。社会人になったらどんな仕事でも使うと思いますよ。さて、この棚卸を商品の在庫を調べるという事ではなく、自分の棚卸ですから、自分の在庫を調べてみてくださいって事です。人間にも色々な在庫があります。自分の体にどんなものが身についているかって事ですね。どんなものがあるでしょうか?そうですね、「友達」これも在庫ですね。何人いますか?しかも無二の親友は何人ですか?名前を全部書いてみてください。「知識」これも在庫ですね。どんな知識を持っていますか?次に、そうですね、貴方の「性格」も在庫ですね。「やさしい」「気配りが出来る」これも在庫です。不良在庫もあるんですね。性格で言えば、「気が短い」「周りの事が見えない」なんていう性格の人もいるかもしれません。次に、貴方の経験も在庫ですね。中学時代生徒会長だった、クラブのキャプテンをした。クラブをやってたことだけでも在庫になりますね。趣味も在庫ですね。他には、自分の出身高校も在庫でしょう。こうやっ考えれば限がないほど貴方の在庫はあるわけです。これを会社では資産っていう表現をします。まずは貴方の資産はどれくらいありましたか?資産が大きな人、少ない人、はたまたマイナスの資産の人はいなかったでしょうね?こうやって自分を見つめてみるんですね。プラスの資産は多いに越した事はありません。自分にないものがきっとこの100km徒歩の旅には数多くあると思いますよ。100kmで素晴らしい資産を増やしてください。
年は若いが、すでに「おじさん」「おばさん」が沢山いる!
学生スタッフの皆さんは、18歳~22歳くらいの人が多いと思います。若いですね。私の年齢の、半分です。年の差を感じますね。私も40を超えましたが、まだまだ皆に負けないくらい、頑張ろうって思っています。だけど、肉体的衰えは、そりゃ、19、20の人に比べれば、かなり劣っているでしょう。学生時代バスケをやってましたが、当時の練習メニューを今やったら、自殺行為ですね。肉体はどうしても年齢と共に衰えてきますが、心はいつも若くありたいって思っています。夢を描き、その夢の達成に向かって生き生きと進んでいく。また、いつも、はつらつとして、多くの人にエネルギーを与えたい、またそうする事で、自分のエネルギーにつながると思っています。まあ、一度しかない人生ですから、一生懸命、生きなきゃ損ですね。さて、さて、今の学生の人たちには、年齢の割には、「おじさん」「おばさん」っていう人が沢山いますね。例えば、いつも、「冷めている人」っていますね。どう言ったらいいんでしょうか。みんなが一生懸命やっているのに、一人だけ、「冷めている!」積極的じゃなくて、消極的な人って言う意味じゃないんですね。自分が一歩踏み出そうと思っても、中々踏み出せない。そんな人を消極的って言いますが、冷めているって言うのは、消極的と言う表現じゃなくて、変に大人ぶってみんなと一緒に燃えないって人のことです。ただ、こういった人の中には、いつも冷静に物事を判断し、間違いやトラブルを事前に防ぐといったすぐれた、特徴をもっている場合もあります。しかし、それは経験に裏付けられたり、多くの知識に裏づけられている場合がありますが、経験もなく、知識もさほど無く、いつも自分は分かっているふりをしている人がいます。こういった若者は、若さがすでに無く、「おじさん」であり「おばさん」っと言う事になります。若いうちは、失敗を恐れず、積極的にとにかく行動してみる。そんな若者らしさが大事と思いますよ。・・・・・こんな事を話している最中にも、「失敗を恐れずって言っても、失敗していいことと、悪い事があるんじゃないの・・・・・・」そんな事を心の中で思っている人は、相等、重症ですね。もっと素直に、自分をさらけ出してみる事ですね。結構そんな人は、人からは、よく見られたい、人前で恥をかきたくない、失敗したくない、って思っている人や、次元の低い、プライドを持っている人が多いですね。若いうちに沢山恥をかく、失敗をすることは大事ですね。もちろん許される、失敗と許されない失敗があるのは当たり前です。100km徒歩の旅の準備段階では、学生の皆さんに多いに恥をかき、多いに失敗をしていただきます。そして、本番の4泊5日を成功させましょう。